ラジオで聞いた話、マレーシア

ラジオ、結構好き。

理由は2点。

自分がわざわざ調べたりしない情報や、音楽などに触れることができる。

テレビなどと違い、その人の人となりが分かる程にトークを聞くことができる

 

本日TOKYO FMの「タイムライン」にて、ちきりんさんがパーソナリティで、取り上げたテーマはマレーシアマガジンの代表と話していた「辞める練習」について。

http://www.malaysia-magazine.com

 

マレーシアマガジンの代表(日本人女性)曰く

マレーシアでは、企業だけではなく、学校も向かないと思えばどんどんやめる。

日本人は、学生時代から辞める練習をしていない中で、社会人になってから、いきなり会社を辞めることを決断するとすれば、それは怖いですよね。と。

 

彼女によればマレーシアの特色として

小学校でも、本人が合わないと思えば何度も転校する。先生もより給料が良いところに転職したりする。それが普通。

さらには、最近選挙で野党が勝ち、選挙翌日翌々日をイキナリ休日にしたり、5月9日に可決された消費税の打ち切りを6月1日に施行している。

大都市でも良く信号が止まる。

 

が、国民は、一切混乱が起こることはない。

 

日常的な空間が失われている事に慣れており、大変だけど何とかやっていく国民性がある。また、誰かの失敗を長く批判したりしない。そんな文化の土壌があるのだそうだ。

 

今いる組織を辞める、部活を辞める。その先が必ずしも良いとは限らず、今よりももっと悪い事だって起きるかもしれない。そしたらまたすぐ辞めてほかの選択肢を当たっていく。

 

つまり、自己責任ということ。

 

個人的には、辞めた先のことを考えずに、まず嫌だから辞めるという考えにはスグ賛同はできない。さまざまなリスクを孕んでいるからだ。

しかし、日本にありがちな変化に対しての嫌悪感というか停滞感は、もっと深刻な問題だと思う。

 

具体的な話でないと細かな思考はできないが、人生は一度きり。自分の責任で自分の時間を管理して、幸せに生きていく事が何より大切だ。

 

だとしたら、変化に対してポジティブな姿勢でいたり、人の失敗に対しても寛容である事が大切なのかもしれない。

 

日本では、100年200年と続く企業が多いと聞く。また、歴史や伝統を守る事に重きを置いている。この文化は素晴らしい事だ。

不断の努力が必要な事を大勢の人で守っている。人生を超えて、社会性を維持している文化とも言えようか。それは大きな価値で、日本らしいよさでもある。

 

前半と相反するようだが、変化なら何でも良い訳ではない、継続には価値がある。

しかし、一個人としては、失敗を恐れる事や変化を避ける事が優先させるのではなく、自己決定を何度も重ねて、試行錯誤の人生を歩んでいく事がもっと求められて良い。

 

自分が無目的に続けている事があれば、勇気を持って断ち切ってみよう。

また、失敗が怖くてやっていない事には、改めてチャレンジしよう。

 

さまざまな示唆をくれた、そんな番組だった。